実はこれを書いたのは、再アニメ化の報告が来るずっと前のことです。ある日突然レオナさんが描きたくなって衝動で書きなぐったという……だからかれこれもう５年以上前になるんじゃないかな……

あの頃はまさか３０年ぶりにアニメ化されることも知らず、単になつかしさに駆られて書いたのですが……

閑話休題。

レオナさんです。お姫様です。それでいて統治者で、為政者です。１４歳で一国の責任を持つという大役を見事に務める方です。

まあ、あとダイ君にいろいろきっかけを与えた人で個人的にはヒロインの位置じゃないんでしょうか？と思うのですがヒロインと言われるとちょっと弱いのは気になるところです。主人公のダイ君のお相手なのに……

昔マンガを読んでいるときはきっとこの人は単なるお飾りのお姫様よねーと思っていたのですが。今作のアニメは実際に執務に関わってるシーンとか、割と頻繁に出てきますよね。
まあ、あとバラン編での例の行動とか……ダイ君を護るためとは言え、よその国にそういう要請しちゃうんだ……とか思ったのですが……あの後壊れたお城とか、燃やされた森とか……

やっぱりちゃんと弁償したんでしょうかね？だって国の要人として要請しといて、
何も保証なしはちょっとねと私も思いまして……

それも込みでのテラン王へのサミットへの参加要請が絡んでいるのかなとかちょっと邪推した私……

まあ、でもパプニカ自体は結構お金持ちじゃないかと思うので……（例の特殊な布とか金属とか
自分のドレスが高値で取引されることも知ってましたし……）

勿論それも込みでの要請だったんですよね……

パプニカ自体もいろいろ原作では触れてない場所もありますよね……アバン先生の話でも出たヨミカインとか、あとベルナの森も場所自体は出てきたけれど、どんな場所だったかというのは触れられないままでしたよね……

こういろいろ国のことも不明な部分も多いですが……魔王軍の襲撃に３度もさらされて３度も乗り切ってるというある意味すごい国なわけです……

それを統治するというのだから、まあ、優秀な人材がいるのかもしれないけれど、やっぱりレオナ姫自身が優秀でなければ、結果回らないわけですよね……

正直バラン編後すぐにサミットの段取りとか、ダイ君の装備をそろえたりとか……この人いったいいつ寝てるの？と正直思った。だって実質１０日でサミット開催してるんだよこの人……

バラン編後ダイ君たちは休養で７日間休んでますが、レオナ姫帰ってすぐにサミットの準備に入ってる……
最終決戦でも思いましたが、この人の胆力ってどうなってるんでしょうね……

といろいろ陰ですごい力を発揮しているのに出番が最終決戦まで出番が少ないせいか、あまり原作ではすごさが伝わってないわけです……みんな見えるものしか信じないしなー。

昔読んでいるときは時分も子供だったせいか政治とかそういう政に詳しくなかったせいか、へー、とかで過ごしてましたが……今よく考えるとこの人すごいことしてるヒロインだよなあと改めて思います。単にさらっと当然のように流されてるだけで。

再登場の時も驚きましたが、レオナさんは本当にちゃんと自分のやることに責任をもって行動できる人だなーと思ったのです。

周りではアンチの人はそういう部分を全く見ないで表面のズバズバ物を言っちゃうところしか見ないからそうなんだろうなあと思います。

私も読み切り見たときは最初「なんだ単なるわがままお姫様か……」と思ったのですが、

毒に侵された後に、自分も辛いのに一生懸命ダイ君を励ます健気さに印象が一気に変わりましたが……
ナイフを渡されたときの描写より、その後に飛び出してとっさにダイを庇って呪文を唱える姿とか、そういうところに個人的には惚れました。

あと再登場の時のダイ君が来てくれるのを健気に待つ姿とか。

いい意味で上書きして行かれたので、逆にそういうざっくばらんとしたものの言い方が逆にギャップでいいなと好印象に変わりましたが……私はね。

普段はきつい物言いをザクザクしていく子だけど、ダイ君を信じて一途に待つ姿が逆に魅力的だなと思うのです。それでいて一国の主としての面も忘れないところか……無駄に私情を挟まないところとか……

危機的状況でも感情を乱さないところとか、その辺が私には魅力的に映ったわけです。

実際１４歳でお父さんを殺されて、それでも国の責任者としての使命はちゃんと果たそうとする。という姿はどう見ても立派だと思うのですが……アンチの人にはそういうのは映らないのかな……